欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い

欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い コラム

二人の涙

2008年 11月 28日

NPOに相談に来られる方の中には、家作りの途中で大きな傷を
負ってから来る方も少なくありません。

先日はそんな方の一人が来られました。
もう2年になるでしょうか。家作りの一歩で大きなトラブルに
遭遇された方です。
初めはお付き合いをしていた建築業者へのちょっとした不安で
相談においでになりました。
しかし調べてみると裏に大きな問題が隠されていることがわかったのです。

そして先日、全ての問題が解決し、立派な新居を完成させることが
できました。
今回はそのお礼においでくださったのでした。

笑顔の相談者さんから
「いろいろありましたが、とても素敵な家ができました。」と言葉を
頂戴しました。
この2年間の相談者さんの奮闘は私達にも伝わるものがありました。
詳しくは書けませんが、問題が発覚してから、業者からの脅しや嫌がらせを
ずっと耐えて来たのです。

「最後までがんばりましたね。」とお声を掛けさせていただきました。
これまでの様々な場面が頭の中を駆け巡ります。
相談者さんにも私にも熱いものがこみ上げました。

私は心の中でつぶやきました。「これでまた一人、無事に責任を果たすことができた。」と。
私にとって至福の時です。

しばしの楽しい歓談が続いたころ、次の相談者の方がおいでになりました。
「どうぞ次の方に行ってあげてください。私のように助けてあげてください。」
との声に押され、次の相談者の方へ。

先の相談者さんの予感が当たったわけではないのでしょうが、
同じように傷を負った方です。
じっくりお話をうかがいました。
いままでお一人で大変だったろうなあ。と思いました。

最後に今までの不安との戦いを涙ながらにお話くださいました。
私も思わず目頭が熱くなりました。
「大丈夫ですよ。これからは私達がお手伝いさせていただきます。」
そして心の中でつぶやきました。
「また一人が始まる。この人の涙も喜びの涙になる日までがんばろう。」

私達の活動は相談者の一人ひとりが真剣勝負です。





Copyright 2005 NPO Housing Concierge All rights Reserved.