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特許の住宅は本当に良いのか?

2010年 2月 19日

 

住宅会社が良く使う手法の一つに
「うちの会社は独自の特許で建てられています。」と言うのがあります。

そう言われると、その家がとても魅力的に見えます。

でも、こういう主張をする会社で家を建てるのはお奨めしません。

なぜなら家はどこでも建てられる方法で建築すべきだからです。
これは鉄則だと思います。
そうしないと、将来大きな損をします。

理由を説明いたします。
まず、特許と言うと、他社は真似できないように感じます。
しかしたいていは、似たものが出回っています。

ある特許は他で汎用的に使用されている物の、一部分だけを
改良をして特許を取ります。
それに新しい名前をつけて、商標登録をして「新開発の特許商品」として
います。

なぜこんな面倒なことをするかと言えば、差別化のためです。
「お宅はなぜこんなに高いの?」と聞かれた時に
「特許商品だからです。」と答えるのです。

でも実際には、ほとんど同じものが汎用的にあるので
全く差別化されていません。
「ただ価格が高いだけ」の場合も多々見受けられます。

まれですが、本当に「その会社だけの特許でできた家」もあります。
これはさらに危険です。
後々大変なことになりかねません。

なぜなら、修理や改築はその会社しかできない可能性が高いからです。
他社が手出しできない場合、その会社が高い見積りを出しても
断ることができません。
以前にもリフォームの見積りで、他社なら500万円ですが、
その会社の独特の工法のために1300万円を請求された人がいました。
選択肢は1300万円でその会社に依頼するか、あきらめるか、の
2者択一だったのです。

さらに深刻なのは、その会社が倒産した場合です。
その場合、修理や増改築ができない可能性があります。
考えると恐ろしくなりますね。

このような特殊な家が不具合になると、その会社以外に頼る場所が
なくなります。
私たちはそうしたつらい体験をして悔やんでいる方に
実際にお会いしています。

だから「うちの会社は独自の特許で建てられています。」と言われたら
静かに去りましょう。
そして普通に知られている、実績のある工法で家を建てましょう。
その方が、のちのちまで安心です。

これを知っているだけで、落とし穴の一つを回避できると私は思います。





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