欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い

欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い コラム

ルールを疑え

2010年 5月 26日

 

講談社「エンゼルバンク」をご存知ですか?
ビジネスコミックですが、含蓄のある言葉が私は好きです。

その6巻にはこんな言葉があります。
「ルールを疑え。ルールを疑わないやつらはルールを作ったやつらに
利用されているんだ。」
なぜなら多くの「ルール」には、隠された裏があるからです。

この言葉は家づくりを考えるときにも必要な事です。
家づくりについての疑うべき「ルール」の一部をご紹介しましょう。

例えば住宅業者が持ってくる契約書に基づいて契約することは
当たり前のことのように思えるでしょう。
しかし実はその「常識」は住宅業者が作った「ルール」なのです。
施主側から契約書を作って出しても良いのです。
「この契約書でしか契約しません」と言えば、それを受け入れて
もらえる可能性があります。
住宅業者の契約書は大抵が施主側に不利になるように
作られているので、そのルールに従うなら、ルールを作った住宅業者に
利用されることになりかねません。

こんな「ルール」もあります。
営業マンに「わが社の家は○○年保証の長期保証です。」と言われれば
たいていは「何もしなくてもそのままで何十年も保証される。」と
疑いなく信じてしまいます。

しかし契約書をよく見ると、10年ごとに義務付けられるメンテナンス費用に
ついて書かれています。
そしてその金額に上限が定められていません。

つまり長期保証を得るには
「10年ごとに建築業者からの請求金額をそのまま支払うこと。」が
条件となるのです。
そのルールを知らずにいて、築10年後に数百万円を請求されてしまった
というケースもあります。
営業マンの巧みな言葉に、「ルール」を勘違いした結果、思わぬ出費に
悩まされることもあり得るのです。

「ルール」に隠された裏話はこれだけではありません。
10年保証や地盤保証、優良住宅瑕疵保証に関するもの、また工法、
構造、耐震設備についても驚くような事実がひそんでいます。

住宅業者は契約を取るのに必死です。
さまざまな「ルール」をセールストークに契約を迫ってくるでしょう。
しかし家が建って10年持てば、業者はほとんど無罪放免。
その後に大きな問題が起こったとしても、消費者が泣き寝入りに
なる可能性が高いのです。

忙しい毎日の中での家づくりとなると、すでに出来上がっている
住宅業者の「ルール」に、ただ従うことのほうがとても楽で時間が
かからないかもしれません。
ですが、将来困った事態に追い込まれないためにも、家づくりを始める
段階で正しい情報を知っておくことは非常に大切なのです。

家が出来上がって何年も経ってから、不要な煩いごとに長期間
悩まされるよりも、家づくりを始める前に個別相談をお受けになりませんか?
たった一度のご相談で長期間安心してお住まいいただける家づくりに
必要な正しい「ルール」をできる限りお伝えしたいと願っています。





Copyright 2005 NPO Housing Concierge All rights Reserved.