欠陥住宅・リフォームトラブルから身を守れ!
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コラム 杜のつぶやき

◆私たちも悩むのです◆

●2013年 8月 10日

「家の仕様がわからなくても契約していいですか?」
先日相談に来たAさんから連絡がありました。

Aさんはあるローコストメーカーと話し合いを進めています。
家の仕様がわからないとのことでしたので
「明細見積書などをもらって下さい。」とアドバイスをした方です。
(「信頼できる業者を選ぶために」を参照して下さい。)

「先日NPOさんのアドバイスどおりメーカーに明細見積書を
お願いしたのですが断られました。家の仕様はわかりませんが、
代わりにエアコンをサービスしてくれるらしいので契約してもいいですか?」

私は答えました。
「住宅の仕様がわからない状態での契約はおすすめしにくいですね。
契約するのでしたら、申し訳ありませんが自己責任でお願いします。」

「わかりました。ではこのまま契約してもトラブルにならないための
チェックポイントを教えて下さい。」
「・・・・・・・。」
こんな時は言葉に詰まります。

Aさんの気持ちも理解できます。
その会社はAさんから見てきっと良い会社なのです。
営業マンも信頼できる人に映っているに違いありません。

住宅の仕様は知りたいものの、強く主張すると営業マンと
気まずくならないか心配なのでしょう。

私たちはコンシェルジュを名乗っています。
「相談者さんの希望をかなえるために行動する」との理念でつけた
名前です。
だから今回もAさんの希望をかなえる方向で私たちは動こうと考えます。

しかしそれと同時に私たちには、相談者さんをトラブルから守るという
大事な使命があります。
12年もこの活動を続けられたのは、私達のアドバイスが多くの方を
住宅トラブルから守ってきたからです。

Aさんに明細見積書が渡されずに家の仕様がわからないとしても、
Aさんが期待する良い材料で建てられる可能性だってゼロとは
言い切れません。
しかし常識的に考えれば、そんな都合の良いことはまずありえません。

なぜなら住宅に使用する材料を教えなければ、どんな材料を使っても
施主さんは文句が言えないからです。
良い材料だけを使っているなら堂々と出せばいいのです。

エアコンをサービスする事とは全く次元が違う話です。

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Aさんがこの会社と契約したがっているのであれば、
コンシェルジュという立場ではそれを叶えてあげたいと思います。

しかし相談者さんを守る立場としては仕様を説明しないで
契約を迫る会社をすすめる訳にもいきません。

2つの立場が正反対の方向を向いていると、どうしても考えこんで
しまいます。

相談者さんにとって一番良い道を進んでもらうこと。

それが私たちの使命ですから。


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