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コラム 杜のつぶやき

◆有名住宅メーカーの私文書偽造疑惑◆

●2015年 9月 27日

仙台市在住のBさんは新しく家を建てる予定で有名住宅メーカーX社と
話をはじめました。
まだ土地も家の詳細も決まらない段階なのに仮契約を薦められました。

何も決まっていなかったので、建築場所も工期も記入していない仮契約でした。
それでも「あくまでも仮の契約ですから」との営業マンの言葉を
信用してしまったそうです。

ついで家の詳しい打ち合わせが始まりました。

仮契約前に話していた防音工事について再度話をすると営業マンの顔が
曇りました。

仮契約前には問題なくできますと言っていた工事を、なぜか
「ウチの家は防音性に優れているので必要ありません」などといいだす始末。

そのため打ち合わせは進みませんでした。

Bさんは焦りました。「このままでは家が建たない」

そのためX社の営業マンに
「早く打ち合わせを進めて、金額や建築場所を入れた本契約書を作ってください」と
何度も言いましたが、営業マンはなぜか動きません。

そうこうしているうちにとんでもないことが判明しました。
自分の土地にX社さんが勝手に家を建て始めたのです。

Bさんは驚きました。
家は仮契約したとしても、X社の一存で勝手に建てられるものではありません。

なぜなら着工前には必ず図面、仕様、建築場所を決めて、本人が建築確認申請を
出さねばならないからです。

本人の代わりに住宅会社が建築確認申請を出す時には施主さんからの
承諾と委任状が必要です。

ところがBさんは確認申請の承諾もしていなければ、委任状を
渡したこともありません。

図面や仕様書、そして金額が決まっていないのですから当然です。

それなのに工事が始まったことをBさんは不安に思いました。

「なぜ勝手に工事をしているのだろう?」
Bさんは営業マンに電話しました。

そしてすぐに工事をやめるよう、そして説明に来るように、と言いましたが
営業マンは、はぐらかすばかり。

そうこうしているうちに家は完成し、営業マンはBさんに言いました。

「あなたの家はまもなく完成予定ですよ。
防音設備はあなたがいらないといったからついていませんよ。
この最終見積書でお金を支払ってくださいね」

驚いたBさんは営業マンに掛け合いましたが、全く話し合いになりません。

そのため手をつくして自分が置かれている状況を調べ始めました。

その結果、建築前に確認申請が出されていることがわかりました。
その確認申請書を見ると、Bさん自身の署名もあります。

もちろんBさんはそんな書類にサインをした覚えはありません。
署名の字はどう見てもBさんの筆跡ではなく、女性っぽい筆跡でした。

「やられた!」Bさんは全貌を理解しました。
X社が施主の意に反して、勝手に委任状と確認申請書を偽造したのなら、
私文書偽造や詐欺の可能性があります。
私も資料を拝見しましたが、懸念を払拭できませんでした。

現在、Bさんは弁護士と一緒に対応を検討しています。



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