欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い

欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い コラム

◆ 目からウロコの建築依頼先の選定 
(その1 住宅メーカー)
 
2004年 8月 17日
 今週から数回に分けて小冊子にも書いた依頼先について解説します。
1回目は住宅メーカーです。

【 住宅メーカーの長所 】
提案力があるので、希望を言うと具体的な提案をしてくれる。
経営状態を公開しているので、正しい選択をすれば倒産しにくい。
住宅の品質は一定水準で安心感がある。
展示場があるのでイメージが湧きやすい。
ブランドなので他人に自慢できる。
愛想の良い営業マンが、提案・見積り・銀行の交渉などをやってくれるので楽。

【 住宅メーカーの短所 】
値段が高い(展示場、広告費、営業費が金額の約半数にもなることも)
住宅の質は一定水準であるが高くはない。
もめると、おかかえの顧問弁護士が出てくる。
知り合った営業マンは二、三年するといなくなる事が多い。
注文住宅でも間取り、材料などは施主の自由にはならない。

【 解説 】
 やはり住宅メーカーの特徴は便利さ、ブランド力と値段の高さです。値段の件はHPでも説明済みですからここでは割愛します。あまり知られていない点として「大手メーカーの住宅は質が高くない」があります。この点を解説いたします。
 まずここで言う【質の高い家】というのは、「高い技術」と「良い材料」で建てられた家である、と定義します。大手メーカーでは同じ規格の住宅がたくさん建てられます。もちろん同じ規格の家なら、同じ質の家でなければクレームがつきます。ところが、その家を作る大工達は技術力にばらつきがあります。簡単に言うと、腕の良い大工も、それほどでもない大工もいるのです。
 では、同じ質の家を建てようと考えるなら、どうすればよいか?部品を工場で作るようにして品質を均一にし、大工の施工の部分は腕の悪い大工でも出来るような簡単なものにするしかありません。それが大量生産ということです。
 つまり大手メーカーの家は、腕の良い匠のワザを振るう場所がほとんどありません。材料も同じです。材料も良いものは少ししか入荷しなかったり、加工に技術が必要だったりします。たとえば、無垢材を使った家は住んでいて気持ちが良いですが、大手には難しいです。そんな技術が必要な材料より、大量に入手できて加工が簡単な新建材を使うのです。また、難しい形の家は面倒なのでなるべく簡単な家で納得してもらおうとします。つまり大手住宅メーカーの家は「良い技術」も「良い材料」も使うことが出来ません。ですから質の高い家にはなりません。
 このようなわけで、質の高い家を建築したい住宅メーカーの社員は、自社で建てないで別の建て方をするのです。
 結論として、大手メーカーはお金に余裕があり、家にこだわりがあまりなく、手間をかけないでそこそこの家が出来れば良い、という人にお勧めいたします。またブランド志向の強い方にもおすすめします。
 逆に、質の高い家を望む方、家にこだわりを持つ人、自由に希望を言いたい人、コスト削減を希望する人は大手メーカーで建てることをお勧めしません。もちろん大手メーカーの家でもNPOが入れば欠陥住宅、手抜き工事は防ぐことが出来ます。
 メーカーによってはトラブルが多い会社もあります。契約前にNPOに確認に来られることをお勧めします。




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