欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い

欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い コラム
◆ 住宅建築の常識のウソ ◆
2003年 1月29日

 大抵の人は本に書いてあると信用すると思います。私もそうだと思います。でも住宅については書いてあることが本当に正しいかを一度疑って欲しいのです。今回はそんな「常識のようで非常識」なことをお送りします。

 1.契約の最後に「ダメ元で値切ってみよう」
 何かの本で契約の最後にもう一息値切ってみたら?と書いてありました。
至極当然のようにも思えます。これで下がればラッキーだと思ってしまうかもしれません。でも、これはきちんと考えないと得にはなりません。それどころか大損することもあります。
 たとえば、契約直前に値引き要求をしたとします。すると、メーカーは契約が欲しいですからその要求をのむでしょう。だからと言ってメーカーが単に値引いたと考えるのは浅はかです。なぜならメーカーには必要な利益額がありますから、家の内容を値引き金額によって変えてくるでしょう。
 たとえばキッチンなどはお客に説明してありますから変わらないでしょうが、雨樋や他の目立たない部材(施主に品番を出していなければ絶対ばれません)が安物に変わったりするのです。時には職人の工賃を値引き分だけ下げる事だってあります。そうなれば、勢い仕事は早く仕上げる必要が出るために手抜かれることになるかもしれません。つまりその場合、値引きは施主に降りかかってくるのです。


 2.営業マンとの相性でメーカーを決めると良い。 これは結構多くの本にかかれています。 確かに最初に付き合うのは営業マンです。でも覚えていただきたいのは、営業マンの一番の仕事は契約までなのです。
 ある方はアフターも含めて何年も営業マンが自分の専属になると考えているかもしれません。でも、大手メーカーの場合には大抵ありえないことです。なぜなら、大手住宅メーカーで長年その場所にとどまっている営業マンは非常に数少ないからです。その理由は離職率の高さと転勤の多さです。同じ企業で10年営業マンをできることは一握りです。そしてその人たちも転勤していくことが多いのです。
 ためしに知り合った営業マンに経験年数とその場所に何年いるのか聞いてみればそのことがよく分かります。私たちの相談に来た方の例をお話しますと、築後3年でトラブルが発生しクレームをつけたら営業マンも所長も転勤して誰も自分達を知らなかったと嘆いておられました。でも営業マンは契約前には「逃げも隠れもしません」とか「私を信用してください」とか言います。契約が大事なのは分かりますが、きちんと情報は公開していただきたいものです。
 家を建てる人も営業マンは契約を取るまでの人。良くても完成までお付き合いする人。と割り切って考えることを私はお勧めします。
過度に期待をするとがっかりと言うことが良くあるからです。


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