欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い

欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い コラム

◆ 力の源 
2005年 3月 30日
 先日、家の近所で行われていた住宅の内覧会に行ってみた。家の前にはたくさんの旗がはためいている。営業マンが粗品を差し出しながらにこやかに対応をしている。見学者は営業マンを避けるように無口に急ぎ足で家の中を見て回る。帰り際の「ありがとうございました。」の声にも多くの人が無言ですり抜ける。
 「僕達の開く内覧会とはやはり違うなあ」心の中でつぶやく。実はHPにもメルマガにも出していないがNPOがサポート&監理した家の内覧会を数ヶ月に一度開いている。「良い家とは何か?」を知ってもらうため、施主さんのご好意で勉強会として行っている。NPOスタッフだけで対応するため、お呼びできるのはこれから家を建てる少数の会員さんだけ。そのため申し訳ないが公にすることが出来ない。ただ”違うなあ”というのは公にしないことではない。
 雰囲気が違う。まず私たちはあたりまえだが粗品を出さない。「ありがとうございました。」と言って下さるのは見学者の方だったりする。でも一番違うのは会話。会話の中心人物はNPOスタッフでもなければ見学に来た会員さんでもない。
 施主である。ありがたいことに内覧会には頼まなくてもたいてい施主さんが来てくださる。自分の大事な休暇をつぶしてNPOの応援に来てくれるのだ。中には半年振りに週末の休暇をとって応対してくれた施主さんもいる。そしてNPOとの家作りの経緯を懇切丁寧に説明をしてくれるのだ。彼らは長時間、会員さんと同じ目線で談笑している。
 こんな風にNPOの輪が広がるのを見る時、私はうれしさがこみ上げてくる。「NPOをやっていて良かったな」と。
 このNPO活動は僕らが作ってきたものではある。しかしこの活動を続けられるのはこうした施主さんのようなあたたかい支えがあってのことだ、と感じられる幸せな時間だ。こうした施主さんとはそれ以降も長いおつき合いをさせていただいている。
 欠陥住宅を作る悪徳業者との対決という厳しい場面もNPOの活動の一面だがこんな楽しい時間を味わえる活動はそうやたらあるものではない。本気でそう感じている。




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