欠陥住宅、欠陥工事、契約トラブルのご相談、欠陥防止のお手伝い

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◆ 新技術の怖さ
2007年 12月 15日

このコラムを読んでいる皆さんに一つ心理テストを。

皆さんはどちらのタイプでしょうか?
1.新しい技術で開発された、新商品に目が行く。
2.実績のある技術で作られた、従来商品に目が行く。

これにはいろいろな考え方があると思います。
パソコンでしたら新しいほうが性能がぐんと上がっているので1番が正しい
かもしれません。
私もパソコンなら1番を選びます。
また薬でも新製品には巨額の資金をかけて臨床検査をしていますから、
新商品が効く可能性が高いでしょう。

でも住宅に関しては1番は、かなりの危険が伴います。
新しいものに目が行くところですが、2番をお勧めします。

先日、ご相談に見えられた方がその良い例でした。
その建設会社で新しく導入したという技術でマンションを建てました。
この会社で一番に建てたそうです。

ところが半年もたたないうちに建物全体に亀裂が入ってきました。
業者は「大丈夫です。」の一点張り。検査さえしようとしません。
でもその亀裂は普通は考えられないものだったのです。

たしかに技術自体は良いものかもしれません。
でも、働く職人さんにとっては全く経験のない工事だったのです。

家は大量生産できる工業製品ではありません。
職人さんが作る工芸品です。

それは大手メーカーの家でも同じこと。
躯体は工場で作るかも知れませんが、基礎や造作などはすべて手作業です。

だから実績のない技術より職人さんの経験のある技術の方が安全度は上がります。

さらに今まで「新技術です。」と発売された家の工法が、
数年後に問題が見つかり発売中止になった例も数多くあります。
そんな家を建ててしまった方はお気の毒としか言いようがありません。
もちろん問題が見つかっても、すべてを建て替えられる業者などまずいません。

永く快適な家に住みたいのなら実績のある建て方をお勧めします。
そしてかならずその工法に経験をつんだ職人に依頼してください。

それがNPOのトラブル相談を受け続けてわかった結論の一つです。

   




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