
●ちまたにあふれる危険な「欠陥住宅」
こんな驚くべき報告が寄せられています。
「ユニバーサルデザイン研究所が東京近郊で50件、北海道で50件分の分譲住宅を対象に行った現場調査のデータによると100件中、明らかに手抜き、欠陥と認められた家が62件。この調査では筋交いの少なさや梁が細いといった点はいわゆる欠陥として扱っていないが、危険度の点では限りなく欠陥に近い。結果、耐震性が低いと判断される家は89件であった。実にその9割近くが危険な住宅であるということになる。」「世界でいちばん住みたい家」赤池 学著 からの引用
いかがですか?「9割近くが危険な住宅」というその数字。
驚くべき内容ですね。
しかしわたしたちの拠点宮城県においても、それほど現状は変わらないというのが実感なのです。
それらの「欠陥」は、なかなか表面に出てきにくいという性格を持っています。
●まだまだ氷山の一角「欠陥住宅」
わたしたちが活動を始めてからわずかの間に、多くの「欠陥住宅」「手抜き工事」「その他契約や金銭などのトラブル」の相談を受けてきました。
しかし、そんな風に欠陥トラブル、リフォームトラブルが発覚するのは、ほんのわずか。
なぜなら、手抜き工事や欠陥工事は普通見えない住宅の内部に隠されているからです。
そしてそれが分かるのは、長い年月が経過してから、あるいは地震によって実際の被害をこうむってから、ということになるのです。
日本の家の寿命をご存知でしょうか?
正解は、「平均26年」。しかし、本来きちんと建築された家なら、50年は楽に持つはず。ローンが終わる前に建て替えなければならないとしたら・・・・・・。この数字は諸外国に比べても、異常なほどに短く、しかも価格は5割から2倍も高い。なぜ、そんなことが起きるのでしょうか。
●こうして建ってしまう「欠陥住宅」
多くの家は、初めから「それなり以下」の材料で建てられます。
いくら広告ですばらしい宣伝文句を並べても、実際に建てられる家のことを知っているのは大工や職人だけ。彼ら作り手がその自尊心を傷つけるほど質の低い家であることもしばしばです。
実際に施工する職人たちは、現在「短納期」「低コスト」「余裕のないスケジュール」「施主とは直接コンタクトできない立場」などなど、厳しい状況に置かれています。そんな中で、バタバタと家が建てられてしまう。
これで「良い家」「幸せになれる住宅」が作れるでしょうか?
わたしたちは、現場にいた人間として、こういった事実をお伝えしたいのです。
そして、ひとりでも多くの方に、住宅のトラブルに巻き込まれないような備えをしていただきたい。一生悔やむのは誰だっていやです。大手メーカーも決して例外ではありません。
では、いったいなぜこんなに欠陥が多いのか?
「欠陥住宅の5つの原因」でそれを探っていきましょう。
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